「中長期計画」が、
ただ「作らされる書類」になっていませんか?
物効法、取適法、トラック新法、物流特殊指定──行政の取り締まりや業界の商慣習は急速に変化しています。しかし、多くの企業が「目の前のルール対応」に追われ、本来目指すべき「強靭なサプライチェーンの構築」にまで手を回せていないのが実態です。
特定荷主として求められた中長期計画を、「作らされる書類」で終わらせてしまっては、法対応で疲弊するだけ。経営のブレーキを踏まない、アクセルを踏む物流を構築するためには、物流組織そのもののレベルアップが不可欠です。
本セミナーは、中長期計画の提出を
「物流を経営課題に変える転機」
にするための実践講座です。
「物流が経営のアクセル」になった
企業は、何を変えたのか。
仕組みの改善だけでは、組織は変わらない。
その本質を、実践者の言葉から。
株式会社J-オイルミルズ
執行役員 SCM統括部長
畑谷 一美氏
「変わるべきは、仕組みだけではない。
従業員の“視座と意識”である。」
畑谷氏が率いるJ-オイルミルズのSCM改革は、いま業界内外から高く評価される実績を生み出しています。その取り組みは、大きく3つの領域に及びます。
国土交通大臣表彰を受賞した
「異業種共同物流」
2024年12月、持続可能な物流体制の構築とCO2排出削減への貢献が認められ、「グリーン物流優良事業者表彰」で最高位となる国土交通大臣表彰を共同受賞。競合や他業種との垣根を越えた共同配送ネットワークを確立し、積載効率の向上によって運行台数とCO2排出量を大幅に削減しました。
物流DXによる
「トラック待機時間」の削減
ドライバー不足と荷待ち問題に対し、各工場・倉庫へトラック予約受付システムを導入。入場時間を分散・コントロールすることで荷待ち時間を大きく削減し、車両回転率を向上させました。時間指定の概念が薄かった飼料原料の調達・輸送領域にまで時間指定制を広げた点も特徴です。
調達から販売までを貫く
「一括管理体制」の構築
在庫の可視化と適正配置により自社の保管効率を改善し、不要な外部倉庫費用を削減。さらに物流統括管理者(CLO)主導のもと、販売物流だけでなく原材料の調達物流までを一括管理する体制を構築し、現場の改善要望に柔軟に応えられる組織へと進化させました。
これらを支えたのは、仕組みの刷新だけではありません。現場一人ひとりのエンゲージメントを高め、他社や行政をも巻き込みながら「強い物流組織」そのものを育て上げてきた——。「荷主企業の義務」を、競争力へと転換したその要諦を、実践者ご本人の視点から解き明かしていただきます。
本セミナーでは、畑谷氏の実践をひも解きながら
「物流が経営のアクセル」となる組織のつくり方
を、あなたの会社の現場に持ち帰っていただきます。
プログラム
荷主企業の実践者、行政、そして物流専門コンサルタント。
三者の視点から、法対応の先にある「競争力としてのサプライチェーン」を描き出します。
法対応だけで終わる企業と、
サプライチェーンを競争力に変える企業の分岐点
改正物流効率化法・改正下請法への対応に追われる企業と、その先で調達から販売までを見直し収益構造を変えた企業。両者を分けたのは何か。数多くの荷主企業支援の現場から見えた「分岐点」を提示します。
戦略的な経営管理を実現する
“ロジスティクス人財”の育成と強化の手法
コストセンターとして捉えられがちだった物流部門の変革をどう推進したのか。激変する国内物流環境を生き抜くために不可欠な「戦略的ロジスティクス人財」のあり方を、営業部門と連携した価値創造の取り組みや、組織を動かす人材育成施策など、同社の具体的な実践事例を基にお話しいただきます。
行政からの警鐘!
荷主企業が見落としがちな最新の是正指導指針の事例
トラックGメン、物流政策大綱、CLO設置などの最新動向を踏まえ、荷主企業が今すぐ準備すべき論点を、行政・荷主・コンサルの三者視点で深掘りします。指導事例をもとに、自社が「指導を受ける側」に回らないための具体的な備えを整理します。
パネルディスカッション登壇者
ふりかえり/今日から取り組むべきこと
3つの講座で得た論点を整理し、明日からの自社の行動計画に落とし込みます。何から着手すべきか、優先順位の付け方までお持ち帰りいただけます。
2026年9月3日(木) 13:30〜15:30 参加無料