今回は現場詳細設計と並行して進める「WMS構築の流れ(開発~連携)」について解説します。
WMS構築は現場詳細設計と同期間で終えることが望まれます。そのうえで、各フェーズで何を行ない、何を決定していくのかを整理してお伝えします。
(参考:現場詳細設計について「拠点立上げで重要な業務・輸配送・拠点設計の流れ」)

WMS構築の流れ(1)開発要件定義
WMS開発要件定義とは、荷主企業・物流企業にて業務上で必要となる機能・連携のルール(時間・データ種類等)・仕様(データ形式・伝票等)を荷主企業の現状運用ルールをベースに洗い出し・整理を行ない、WMSの開発要件(RFP)をまとめるフェーズです。
このフェーズでは、荷主企業のシステム担当者及び物流管理担当者、物流企業システム担当者をメインメンバーとし、関係担当者を招集し、進める形をとります。(例:受注のルールや運用に関するヒアリングを行なう場合は受注担当者が同席する。)
WMS開発要件定義に抜け漏れや認識違いがあると、WMSの開発工程に大きな影響を与えるため、慎重かつ現場業務を想定した細部まで確認しながら進めていく必要があります。
そのため、WMS構築において、WMS開発要件定義が最も重要なフェーズと言えます。
※開発要件の途中変更は開発工期の延長・追加開発コスト等、荷主企業にも負担が掛かる原因となります。
WMS構築の流れ(2)システム開発
WMSのシステム開発は前フェーズ(開発要件定義)にて決定した内容を基に、システム開発会社にWMSを開発していただくフェーズです。
WMSを所有することになる企業から外部のシステム開発会社に開発を依頼します。
従来、物流業務をアウトソーシングする場合は物流企業がシステムを所有するケースが多くありましたが、昨今は荷主企業がシステムを所有することで、政策的に物流業務ノウハウを社内に保持することも少なくありません。
開発期間中は荷主企業・物流企業にてシステム開発の進捗状況の確認や各種マスタ整備(未記載情報の収集等)を行なう必要があります。
WMS構築の流れ(3)システム連携
WMSのシステム連携は開発したWMSを荷主企業の基幹システムあるいは物流関連システムとの間でデータ連携を行ない、動作に不具合が生じないかテストを行なうフェーズです。
システムの連携に不具合が生じないか、荷主企業の過去データ等を用い、決められた運用ルール(データ送信時間等)に沿って、実運用に近い状態でテストを繰り返します。
もし、不具合が生じた場合は速やかに全関係者に共有し、対策を検討する必要があります。
当社では、WMS構築や物流コンペ、物流拠点立上げをご支援しております。
数多くの経験をしているからこそ得られたノウハウを活かし、貴社に最適な進め方を提案し、実行を支援することが可能です。
物流のことでお困りの企業様は気軽にお問合せください。