日次収支管理で数値に強い組織を創る

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この記事の執筆者

齊藤 史織

エグゼクティブコンサルタント
2017年 船井総合研究所に入社以来、一貫して物流領域でのコンサルティングに従事
2019年 船井総研ロジ株式会社(現株式会社船井総研サプライチェーンコンサルティング)へ転籍。以降、数億~数百億の年商規模の物流企業への支援を実施
2024年 当時最年少でエグゼクティブコンサルタント/グループマネージャーに就任

近年の物流業界は、原価高騰や人手不足、そして環境規制の強化など、様々な課題に直面しています。このような厳しい状況下で、企業が生き残り、持続的な成長を遂げるためには、これまで以上に効率的な経営が求められます。

今回はその解決策の1つとして、 日次収支管理に着目し、その重要性と導入による効果についてお伝えいたします。

なぜ今、日次収支管理が必要なのか?

「利益を確保するためにはどうすればいいですか?」

今、そう経営者に質問されたら、迷わず私は日次収支管理を提案します。

昨年は、これまで腰が重かった荷主もようやく運賃交渉に応じてくれるようになるなど、これまでとは風向きも変わった兆しが見えましたが、原価は上がり続けている今、それでも十分とは言えません。
値上げをしても赤字というケースもあり、これからはしっかりと日次収支管理をして、数字を把握して経営のかじ取りをすることが重要になります。

日次収支管理で実現する物流効率化

ある会社では、ドライバー全員にスマホアプリを導入し、業務を記録してもらうことで原価を算出しています。デジタコで出てくるデータから推定するよりも高精度かつ、リアルタイムで時間管理ができます。
その数値を日々の配車表と連動させ、日次収支を取得しています。

会議では、日次収支をベースに議論を行うことで、管理職の数字を見る意識が向上し、実際の空車率も減少しました。また、そこから空車が多い区間の傾向を抽出し、マーケティングや営業活動に活かして仕事を取りに行く活動もできています。

まさに、数字を基にした判断、経営ができている状態と言えます。当初は難色を示す方もいたそうですが、30~40代の管理職を中心にDX推進プロジェクトを発足し、各拠点への落とし込みを行うことで浸透に成功しました。
もとは配車表もアナログで、各拠点でバラバラのフォーマットを使っていたものも、そのプロジェクトメンバーを中心に統一したものを作り上げました。
今後は、空車傾向の分析や適した仕事の提案などを自動でできるようにAIの開発を進めています。

まとめ

弊社では、「ロジスティクスプロバイダー経営研究会」という物流企業の経営層向けの勉強会を行っています。
2025年2月19日に開催する勉強会では、日次収支を導入して運行効率を高め、業績も社員の士気も高めることに成功している株式会社啓和運輸様をお招きします。
100年続く会社を創ることを目指し、社員の意識と行動が変わる仕組みを作り、毎年会社を進化させ続けるノウハウを、余すことなくお話しいただきます。

入会の前にお試し参加も可能ですので、新時代の物流会社経営のヒントを得に、ぜひご参加ください!

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